高3生、欧州の査読付名門数学雑誌 NNTDM へ論文が掲載される
2022.03.01
この度,本校高3生で数学部所属の池田隼君,宇井貴斗君,東風谷順正君が,欧州(ブルガリア)の査読付き名門数学誌である NNTDM に投稿し.掲載の栄に浴すこととなりました。
論文名は,
A simple proof of Linas’s theorem on Riemann zeta function です。
(https://nntdm.net/volume-27-2021/number-4/90-94/)
彼らの成果は,2012年にLinas Vepstas氏の発見したある結果の証明を,双曲線関数のフーリエ級数展開を技巧的に用いて,実にシンプルにリライトしたものです。
フーリエ級数展開を用いるアイデアは,本校で毎年夏に開催される“数学科リレー講座”で,『フーリエ生誕250周年記念』(2018年8月)を行った際,彼らがこのセミナーに参加した(中学生時)ことがきっかけとのことです。
(https://www.kaijo.ed.jp/students/18402)
多忙な高3生の3人が,受験勉強の傍ら,ブレーンストーミングにより,この分野に足跡を残したことを誇りたく思います。
池田君,宇井君,東風谷君,この度の快挙,誠におめでとうございます。
今後の皆さんの益々の健筆を心から祈念するとともに、彼らに続く本校生の出現を期待せずにはおれません。
(数学科)
▼数学科からのメッセージ全文は以下のPDFからお読みください。
本校高3生による欧州査読付名門数学雑誌 NNTDM への論文掲載の快挙を祝う